■もんたにゆ63号 1987夏 「夏山の日々」2015年12月07日

■もんたにゆ63号 1987夏 「夏山の日々」

 学生の頃は、夏休みの大半を山で過ごしていた。山の中は涼しく、東京の猛暑が嘘のようだった。
 ある時、湯俣から北鎌尾根をトレースして槍ヶ岳に登り、そのまま大キレットを越えて穂高・涸沢まで縦走したことがあった。涸沢に到着しツエルトを張って1~2日のんびりした後、今度は空荷で上高地まで下った。もう何日もフロに入っていないし、ポロシャツは破れて、髪はボサボサ、ヒゲもボーボーだった。つまり僕達は超汚物になっていた。
 横尾を過ぎると身なりの綺麗な上高地からの観光客とすれ違うようになる。自分達の浮いた感じに戸惑いつつ。。。休みがてら隣にいた女の子の二人連れに声をかけた。
「。。。しばらく新鮮な野菜を食べてなくて。。。この辺でキャベツ売ってない?」「先輩に買って来いと言われて。。。」
女の子達は
「エッ!キャベツ?ご飯たべてないんですか?」「観光地だから八百屋は~、上高地までいくとひょっとしてあるかも~」
と真剣に同情してくれた。自分達の汚い風体を珍しそうに眺める観光客を逆手にとったイタズラだ。この反応が面白くて、その後イタズラをしては、単調な道のりを紛らわして上高地まで歩いた。
 上高地へ行くには訳があった。山岳会の本隊が東京から到着する予定だったからだ。こうしてその日、重い荷物を担いで、再び涸沢まで登り返し、また山での生活が始まった。

 この頃は、時間がありすぎるぐらいあった。別の年の夏には、合宿が終わり「明日から仕事だ」という本隊を上高地で見送った後、残った食料をもらい、今度は小梨平に天幕を張った。しかし食料は有限だから数日で底をついてしまう。いよいよという日、夕食時をねらって、天幕から這い出し
「小梨平のみなさまァ~!余った食料があれば整理しまァ~す!」
と大声で叫んでみた。するとすぐ隣のキャンパーから「作り過ぎたから。。。」と速攻で暖かいカレーが届いた。それになんと!スイカまでやってきた。さらに翌日には、「もう下山するから、使わなかった非常食置いてくよ」と、わざわざ持ってきてくれた山屋もいた。
こうして食べ物が底をつくまで僕達は山の中に居た。(日本人は本当に優しいです。。。)

これが私の最高で最低の「夏山の日々」三昧の想い出です。当時の皆さまゴメンナサイm(._.)m


※表紙は、中垣淑子さん「絵・ランタン・リルン」

■冬薔薇(ふゆそうび)2015年12月15日


今年も咲きました。
冬薔薇(ふゆそうび)です。
四季咲きのミニバラなのですが、毎年この季節になると
最後の花を咲かせてくれます。
厳しい寒気と乾燥がつづいてくれると、
そのままドライフラワー化するのですが
さて、今年はどうなるでしょうか。。。

去年植替えをして、一回り大きな鉢にしました、
そのせいか花も大きくなりました。
このミニバラいろいろな花色が出現するので面白いです。
ただ、株元の土が固くなってきたので、
冬場に植替えをしなくてはいけないかも。



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