■もんたにゆ69号 1989冬 「冬夜読書」2017年03月04日

■もんたにゆ69号 1989冬 「冬夜読書」


 もんたにゆの小冊子では珍しい縦書きの表紙です。

タイトルの冬夜読書(とうやどくしょ)は
江戸時代の儒学者 ”菅 茶山”(かんさざん(ちゃざん)”という人の漢詩です。

やたら難しい文言が並んでいるので少し読みやすくしてみますね。

       「冬夜読書」  菅茶山
  雪は山堂(さんどう)を擁(よう)して 樹影深し
  檐鈴(えんれい)動かず 夜沈沈(よるちんちん)
  閑(かん)に乱帙(らんちつ)を収めて疑義を思えば
  一穂(いっすい)の青灯 萬古(ばんこ)の心
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※檐鈴(えんれい)→軒の鈴
※閑(かん)→静かに
※乱帙(らんちつ)→ちらかった書物
※一穂(いっすい)の青灯→ひとずじの灯火
※萬古(ばんこ)→昔の人やその考え方、昔の時代等
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あとは皆さんの感性で自由に想像してみることをお勧めします。。。

ところでこの冊子の”とびら”には、
「詩窓」という書がしたためてあります。
これは私が故熊田志名雄さんにお願いをして書いていただいたもので、
今となっては、とても感慨深いものがあります。

山登りはただ登るだけでなく、この窓を開けることも大切ですね。。。

■熊田志名雄さん「詩窓」



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